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弟の参列を断りました [家族]

母が亡くなった先月22日の夜。
妹一家が斎場に来てくれ、葬儀の打ち合わせをしました。
サラ金のことで両親を悲しませた弟に知らせる気は毛頭なかったのですが、義弟の勧めで電話。
留守電で声を聞かずに済んでホッ。

夜、帰宅すると弟から留守電にメッセージが。
また電話するとのことで、こちらからはする気がないので放置。

と、24日の朝6時頃、電話で起こされました。
弟からでした、母の葬儀に参列したいというのです。
「××です」と、挨拶もなしに「出たいんだけど」と暗い声。
起こされたのも腹がたつし、「いいよ、来なくて」。
「場所だけでも」には、「聞いてどうするの?」

また借金して飛行機で駆けつける気だったのでしょうか。
母がまだ妹宅にいたころ、弟の借金取りから母を出せ、と電話があったのです。
「ぶっ殺してやる」と言ったそうです。その日、妹はパートを休み、甥を小学校まで迎えに行きました。
そのとき、義弟が絶縁するとの電話をしたのですが。

「静かにお母さんを思ってあげるだけでいいんじゃないの」と私は言い、電話を切りました。
布団に戻ってもあれやこれや思い出して腹が立って腹が立って。

と、今度は妹から電話が。妹にも弟から電話があったそうです。
私が冷たいので今度はあっちにかい。
「ごめん、の一言もないんだよ」「順序が違う」「会いたくないよね」
「もう一度電話があったら考えるか」と意見が一致して、少しは気が晴れてまた布団に戻りました。

以降、電話はなく、翌日。無事に母を見送りました。
花に囲まれた母を見て、やっと気持ちが落ち着いてきて、弟を拒絶した私は冷たいのか?
しかし、弟の借金癖で両親がどれほど苦しんだか。
それを思うと、来てもいいよ、とはいえませんでした。

父の葬儀のとき、あまりにお金がない家で仰天しました。
私の口座から一時、立て替えたほどです、次の年金振込みがないとどうにもならない状態でした。
それもすべて、10年も前から弟一家の借金を尻拭いしてきた結果です。

父の簡易保険が降りたとき、弟の200万の借金をそれで清算しました。
「お父さんの命と引き換えにもらったお金だよ」と再起を願っていたのですが。
義弟が念のために、と法務局で実家の登記簿を調べてくれたのですが、銀行の担保になっていました。
もちろん、弟の借金のためです。

父の葬儀が終わって帰宅したとたん、「今日中に50万必要」と弟から借金の申し込み。
清算分のほかに、まだあったのですね。もうあきれてしまって。当然、断りました。

その後、実家を売却したとき、弟の借金の分が差し引かれ、心もとない母の老後資金がますます減りました。
そして弟は月々の(実家担保の)借金は払わないでいいと思ったのでしょうね、一銭もこちらには入れてません。
いったい総額でどれくらい両親から毟り取ったのか?

そうそう。
父の死後、弟が実家のカップボードとか、持っていっていいかと聞くのでいいよと応えました。
母を迎えに実家に戻ったとき、洗濯機までなくなっていました。
私は母のおしっこ臭いタオルケットを手洗い、脱水できなかったので完全に乾くまで3日かかりました。

母の葬儀から1週間たちますが、弟からはそれっきり、なしのつぶてです。

父の最期の言葉を思い出します。
「あいつは当てにならない男だ。全く当てにならない。」

父よ、あなたは正しかった。


2007-10-03 20:41  nice!(0)  コメント(4) 
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コメント 4

澪

血の繋がった兄弟、親子でも、
そういう迷惑なひどいことってあるんですね。。。
弟さんは今の段階でどこまで変わったのかわからないけど、
変わらないのならあなたの行動は正しかったと思う。
でなきゃずっと同じことの繰り返しでしょうね。
なんていうか、まだ甘えが残ってるというか。

親友の旦那さんのことを思い出しました。
旦那さんは長男で妹と弟がいて、
旦那さんが親友と結婚した時にはまだ学生だったんですね。
その弟さんも借金を重ねる人だったんです。
巻き添えになるのは困るということで、
旦那さんは跡継ぎになることを拒んで早くに家を出ました。
ただ親御さんから見れば弟さんは年がいってからできた子なので、
なんていうのかすごく甘かったんですよ。
そこからもう変わってしまったというか。
お父さんが体を壊して仕事ができなくなり、
お母さんが1人仕事をしててすごく大変な思いをしてて、
同じ情景を重ねてしまいました。
弟さんはお母さんにお金をせびってばかりで、
二十歳になるのが怖いと親友はいってました。
二十歳になればお金を借りれるじゃないですか?
旦那さんにまで及んでしまって私は親友にはっきりいっておきました。
自分は子供も抱えてて育てなきゃならないのに、
そんなことにまで面倒をみる義務なんてないよと。
結局、旦那さんも同意見で貸すことはしなかったらしいですが。

長くなってすみません。

どっちの弟さんも学ぶ何かを一歩間違えてしまったんでしょうね。
びあんこさんは自分を貫いてくださいね。
お母さんの残したネコのトラちゃんを大事にしながら。
by (2007-10-03 20:53) 

toro

お金に汚かった人の晩年というのは、推して知るべし。
びあんこさんの行動はそれでよかったんだと思います。私も絶縁しますよ。
いろいろな心労があったんですね。本当にお疲れ様です。
by toro (2007-10-04 09:06) 

kmama

びあんこさん いろいろと大変でしたね。
私もびあんこさんと同じような経験を持つ一人です。
私は3人兄弟ですが、姉と弟が、金銭問題、離婚問題で
母を最後まで苦しめていました。私が知る限りでも二人には
ずいぶん援助をしてました。母が私には言わないこともあるので
実際には、思っている以上に多額だと思います。

私も自分のブログに少し書きました。
びあんこさんは、気持ちを共有できる妹さんがいらっしゃって
良かったですね!
私は自分の兄弟のことを話し合える相手がいませんでした。
夫や親しい友人は大体の事情を察して、慰めてはくれましたが
自分の血を分けた兄弟のあまりにも恥ずかしい行いを
とても口にするのもはばかられ、自分の中に封印しました。

そのせいか、私はいまだに母の死から立ち直れません。
思い出すたびに涙が出てきます。
「時が解決してくれるわよ」といわれるけど
私は決して忘れることなどできない気がします。

兄弟って難しいですね
これが他人だったら、これほど憎むこともないのに

びあんこさん これから寂しさが募ってくることでしょう・・・
どうぞお体を大切にしてお過ごしください。
by kmama (2007-10-04 14:10) 

びあんこ

澪さん、toroさん、kmamaさん。
あたたかいコメントをありがとうございます。
こんなにお礼が遅くなりましてごめんなさい。
それぞれのブログの方にお礼に伺いましたので、よろしくお願いいたします。
by びあんこ (2007-11-07 16:00) 

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